2026年9月– date –
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動いた者の経験だけが、データになる ― FIRE論争の不毛さ
FIRE は是か非か、という論争が定期的に起きる。動いていない人同士の論争に、結論は出ない。出るのは、空中戦の疲労感だけだ。 今日は、なぜ FIRE 論争が無意味で、なぜ動いた者の経験だけがデータになるのか、を書いていく。 目次 「FIRE は失敗する」論... -
高金利通貨キャリートレードの仕組みとリスク —— 静かな利益と突発的な急落
「高金利通貨を買って、低金利通貨を売る」というだけで、実質的に何のリスクも取らずに金利差を取りに行ける取引、と紹介されることがある。これがキャリートレード(Carry Trade)と呼ばれる戦略だ。日本の個人 FX 投資家にも、トルコリラ・南アフリカラ... -
債券入門 —— クーポン・利回り・価格の三角関係を整理する
株式投資を始めた人が、ある程度経験を積むと、必ずぶつかるのが「債券をポートフォリオに組み込むべきか」という問いだ。「株より地味だから」と敬遠されがちだが、世界の金融市場全体で見れば、債券市場の規模は株式市場の2倍以上ある。長期投資のリスク... -
タックスロス・セリング —— 12月の小型株が安くなる、米国の税ルールが生む現象
「12月になると米国の小型株が安くなる、それを買って1月に売れば儲かる」という話を聞いたことがあるだろうか。これは前回触れた「1月効果」の裏側にあるもう一つのアノマリー、「タックスロス・セリング(Tax-Loss Selling)」の存在による現象だ。米国... -
初心の手紙 vol.26 ── 投資の勉強は先が長すぎる
学習の 4 段階 ── 無意識的無能から無意識的能力へ。リスクは人によって変わる。投資に労力をかけるかかけないか。日記をつけて行動が変わった話、大局(S&P・FOMC・CPI)から個別銘柄へ降りる順番。 -
1月効果と1月バロメーター —— 70年のデータで本当に効くのか検証する
株式市場の世界には、「特定の月や曜日にリターンが偏る」というアノマリー(経験則的な異常)がいくつか知られている。なかでも有名なのが「1月効果(January Effect)」と「1月バロメーター(January Barometer)」だ。前者は「1月のリターンが他の月よ... -
今が「エブリシング・バブル」だとしたら —— 過去から読む出口の3シナリオ
過去のバブルは「ある特定の資産クラス」が突出して膨らみ、それが弾けて経済全体に波及する形を取ってきた。チューリップ、南海会社株、IT 関連株、米国住宅、いずれも主役のアセットは1つに絞れた。だが2020年以降の局面は、株式・債券・不動産・暗号資... -
初心の手紙 vol.25 ── 勝ち方がみえてきたら気をつけること
500 万、1,000 万到達時に意識すべき現金比率。リスクを取って上がったということは、同じだけ下がる可能性もあった。ポジポジ病という呪縛、暴落時の心の動きを本で疑似体験する重要性。 -
第一次オイルショック(1973)—— 資源ショックの株価への効き方
1973年10月の第一次オイルショックは、過去のバブルとは性質が異なる。投機による暴騰・暴落ではなく、地政学を背景にした「外生的な資源価格の急騰」が、世界経済全体を揺さぶった事例だ。にもかかわらず、株式市場・債券市場・実体経済への打撃は、戦後... -
初心の手紙 vol.24 ── キャッシュ・イズ・キングというパワーワード
パナソニック松下幸之助の「ダム式経営」── キャッシュ・イズ・キングは経営におけるリスク管理の言葉だ。投資においては「現金は悪である」が正解。10 年に一度の暴落を待つ間に、上昇相場を取り逃す。
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