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経済統計に潜む3つの落とし穴 —— 数字を信じる前に確認すべきこと
マクロ経済の議論には、必ず数字がついて回る。GDP 成長率が 5%、失業率が 3.6%、インフレ率が 2.4%、というふうに、議論はいつの間にか数字の比較で進む。だが、こうした数字は、想像以上に「定義」と「集計方法」と「改定」に振り回されている。「同じ単... -
初心の手紙 vol.15 ── 資産が溶けた時に見直したいポートフォリオの中身
1 週間で 100 万が消えた 2021 年 2 月。金利上昇でグロース株 ETF が暴落、しかし日本商社・銀行・航空・BTC が支えてくれた。同じリターンでも「質」が違う。ビルディング・ブロックと、金(GLD)・債券をポートフォリオに。 -
「新奇性」という最強のシグナル —— 大化け株を早く見抜くための3類型
株式投資の世界でしばしば語られる経験則の一つに、「Novelty(新奇性)は最強のシグナルである」というものがある。過去の大化け銘柄を振り返ると、そのきっかけは意外なほどシンプルで、「今まで誰も見たことがないもの」が会社のどこかに現れた、という... -
初心の手紙 vol.14 ── 洗濯機を買えないわたしと、メンタル・アカウンティング
投資用口座に入っているお金を引き出そうとすると、吐き気がする。BTC 暴落で生活破綻した極貧期に、家計簿(PLBS)と松下幸之助の「社員稼業」から組み直した、お金に色をつける戦略。 -
資本蓄積と輸出主導成長 —— なぜ新興国はまず輸出産業を育てるのか
新興国の経済成長戦略を眺めていると、表現は違っても、戦後成功した国はほぼ例外なく「輸出主導成長(Export-Led Growth)」というモデルを採っている。日本、韓国、台湾、シンガポール、中国、ベトナム、いずれも、輸出産業の育成から離陸して、徐々に内... -
雇用統計が株価に効くメカニズム —— NFP が動かす金融市場の連鎖反応
月に一度、第一金曜日の日本時間夜9時半(冬時間は10時半)になると、世界中の投資家が画面に釘付けになる。米国労働省が発表する雇用統計、とりわけ非農業部門雇用者数(NFP)と失業率の数字である。このたった数行の数字に、株・債券・為替のすべてが反... -
初心の手紙 vol.13 ── 投資家がしっておくべき二つの道
株で最も損するのは「市場にお金を置いておかなかったこと」。理性を手放した瞬間、リスクは「危険」に変わる。投資家には 2 つの道しかない ── VTI を買うか、決算が読める投資家になるか。 -
世界の株式市場マップ —— 時価総額で見る投資可能ユニバース
国際分散投資をしよう、と思い立ったときに最初にぶつかるのが、「そもそも世界の株式市場は、どれくらいのサイズで、どこにどれくらい偏っているのか」という地図の話である。これが頭に入っていないと、「米国株:日本株:新興国株=3:3:3」のような、... -
初心の手紙 vol.12 ── 長期投資ってどないすんねん!
長期投資でインデックスを論じる際の 2 つの軸 ── 標準偏差と期待収益率。具体的な数字で「ぶれ」が資産を削る効果を確認。日経 vs S&P500 の相関 0.9 で、なぜ「分散している」と言えないか。 -
外貨準備という命綱 —— 新興国の通貨危機をめぐる経済の防衛線
新興国投資をしばらく続けると、必ず一度は「外貨準備」という単語に行き当たる。普段は意識される機会が少ない指標だが、通貨危機が起きるたびに、相場ニュースの中心に躍り出る。新興国の経済が安全圏にいるのか、それとも危ない領域に近づいているのか...