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生存者バイアス —— 「成功者の声」だけを聞くと判断を誤る
投資の世界では、毎日のように「億り人」「テンバガー達成」「FIRE 成功者」の体験談が流れてくる。SNS にも書籍にも YouTube にも、成功した人たちの声があふれている。これらの体験談を真剣に読んで、「自分も同じ方法で成功できる」と思った瞬間、生存... -
Loser’s game としての株式投資 —— 勝とうとせず、負けないための思考
株式投資には「勝ち負け」のメタファーがよく使われる。ベンチマークに勝った、市場に負けた、という言い方を毎日のように耳にする。だが、この勝ち負けの中身を本気で分析していくと、株式投資は「上手なプレーで勝つゲーム」ではなく、「下手なプレーを... -
初心の手紙 vol.19 ── 『短期』投資は罠ばかり
「短期」投資の期間がぼやけているのは、証券会社の思惑だ。「若者はリスク取れる」も同じ営業トーク。JR 東で 67 万・2 ヶ月で利確した「わたしにとって心地よい短期」の話。上手い人の発想を、模倣する。 -
損益分岐点とシャットダウン判断 —— 企業がいつ事業を畳むのかをミクロ経済学で読む
業績が悪化した企業について、「いつ赤字に転落するか」「どの売上水準でリストラに踏み切るか」「最終的にいつ事業から撤退するか」をめぐって議論が交わされることがある。これらの問いに、ミクロ経済学はかなり明快な答え方をしている。鍵になる概念が... -
初心の手紙 vol.18 ── 戦争と貯蓄
日本人はなぜ貯金が好きなのか? 答えは「戦争のために金が必要だったから」。1930 年代の貯蓄推奨、戦後の救国貯蓄運動、高度成長期の高金利。100 年前の理屈で、今を生きていないか。 -
歴史的大暴落の直前 PER —— バブルはどこから始まり、どこで弾けるか
株式市場の歴史を振り返ると、必ず数年に一度、大きな暴落がやってくる。1929年の大恐慌、1970年代のニフティフィフティ崩壊、1987年のブラックマンデー、1989年の日本バブル、2000年のドットコム、2007年のリーマン前夜。これらが起きた直前のバリュエー... -
初心の手紙 vol.17 ── 地合いの悪い今だからこそ、投資の基本に立ち止まって考えてみた
株価収益率 PER で位置を確認する。金融/業績/逆金融/逆業績の 4 ローテーション。2021 年 3 月、いまどこにいるのか? わからないなら、無知へのヘッジで VTI ── というのが、いまいまの戦略だ。 -
シラー PE(CAPE)で「長期の割高感」を測る —— 140年のデータが語ること
株式市場の「割高か割安か」を、もっとも長い時間軸で測ろうとした指標が、シラー PE(Shiller PE、別名 CAPE)である。CAPE は Cyclically Adjusted Price-to-Earnings ratio の略で、日本語では「景気循環調整 PER」と訳される。提唱したのはノーベル経... -
PER をプロはどう読むか —— トレーリング・フォワード・継続事業ベースの使い分け
株価の割高・割安を一発で判断したい、というニーズを満たしてきた最古参の指標が PER(株価収益率)だ。Yahoo! ファイナンスでも証券会社のサイトでも、まず最初に目にする数字でもある。 ところが、実務でアナリストやポートフォリオ・マネージャーが見... -
初心の手紙 vol.16 ── 死を受け入れる心理学がまんま株式市場の損失な件
ZOOM で 1 週間 60 万溶かしたわたしが見た「死の受容の 5 段階」── 否認・怒り・取り引き・抑うつ・受容。各段階を株式市場で再現すると、不思議なほど自分の心の動きが客観視できる。