「株 失敗」「株 大損」「株 やめとけ」
失敗したらどうなるんだろう。
そんなことを考えて、びくびくしながら Google 先生に聴いていたころが懐かしいですね。
いまなら、資金管理をしっかりするのが大事だってわかる。
もう一歩踏み込むなら、初心者が退場する話は、ポートフォリオを知らないからじゃないかと思います。
ポートフォリオって分散投資じゃないの?
うーん、もう少し手前の部分の話ですね。
ズバリ、投資用資金の何割を実際に現金として持っているか、です。
1,000 万到達、おめでとう
十分なリスクの取り方を知り、株の攻め方を理解して 1,000 万円を突破。
おめでとうございます。
心から嬉しいです。
焼肉に連れて行ってください!
まあ、冗談は置いておくとして。
次に考えることは、おそらく 2 つです。
- 1 億以上まで逃げ切って配当だけで生活できるようにするか
- 暴落が来た時に備えてバランスの良いポートフォリオに修正するか
投資額が所得から乖離してくるのが、500 万、1,000 万という金額です。
このあたりから、相場の不調を所得でカバーできなくなるようになってきます。
1,000 万円で 2% の値動きは 20 万です。わたしのような一介のサラリーマンの労働収入で賄える部分を大きく超えてくることは、感覚的にも理解いただけるのではないでしょうか。
特に、はじめて 500 万到達! とか 1,000 万達成! となったひとに知っておいていただきたい。
資産は、増えるときはとことん増えます。
でも「それを持ち続けるのが難しい」
例えば、自分でも意識していなかった大台を超えるのは、こんな時です。
- 集中的に投資していた値動きの激しい銘柄が、がっつり上がってくれた
- 市場の地合いもあって、いくつかテーマ株が合わせて上昇してくれた
- 仮想通貨のような投機的な商品で一発当てた
あとは、信用取引でリスクの高い取引をしていたときでしょうか。
ここで言いたいのは、これまで取っていたリスクと同じだけ、お金を失う可能性があるということです。
リスクを取ることそのものは、悪くありません。
ただ、リスクを取って上がったということは、同じだけ下がる可能性もあった、ということです。
つまり、リスクの取り過ぎである可能性があります。
自分にとって心地のよいリスクが、実はめちゃくちゃ危険だった可能性があるのです。
ひとつ、リスクを意識しているか否かで、わかりやすい指標があります。
手元を見てみてください。
現金は、どのくらいお持ちですか?
現金はいくらあればいい?
一番難しいのは、現金を持っているくらいなら株を買いたい病。
通称、ポジポジ病。
これを克服しない限り、大きく勝つことは出来ても、生き残るのは難しいです。
だって、現金で持っているのって、馬鹿らしいですよね?
株にしてしまった方が増えるのに、あえて現金で持っている必要ないって考えてません?
少なくとも、かつてのわたしはそんな風に考えていました。
そして、暴落の時に指を咥えて待つ以外の選択肢が取れなくなる。
わたしが株をやっていてシンドイなあ、と一番感じるのは、含み益を堪えるときです。
二番目は、暴落しているときに株を買えないこと、だったりします。
コロナ騒動の直後に、相場を始めた方なら理解いただけると思いますが、大暴落時に買ったポジションこそが、お宝ポジションになってたりするのです。
じゃあ、具体的にどのくらいか、というとこれもまた難しい。
自分で決めるしかありません。
例えば、いまのわたしは、170 万くらい現金・債券で持っています。
割合でみれば 7% くらい。ここに信用取引の枠で 22%。このくらいが、暴落時に飛び乗る資金的に、心地いい(気がします)。
ちなみにわたしが現金比率を意識し始めたのは、1,000 万を超えたあたりでした。
このあたりまでは、全力で集中投資していましたから、人の事は言えません。
ただ、いま振り返るなら、資産 500 万くらいのときから現金比率を意識していたら、もっと上手く立ち回れていたなあ、なんて思うのです。
ちなみに、現金を持っていると、下がったら大喜びします。
フルインベストメントしているときと違い、評価額が下がっていくのを眺めているだけでなく、買い場が来たぞひゃっほい! と発想を切り替えられるからですね。
ポジポジ病という呪縛
株を始めたタイミングを思い出してみてください。
上昇相場から始めていませんか?
- かねてから株に興味があって、コロナで大暴落したから摘んでみた、とか
- 給料だけじゃ不安だし、株も順調に上がっているし俺も、とか
かくいうわたしも、ビットコインが暴騰しているらしい、大儲けのチャンスだ、という噂を耳にしたのがきっかけでした。
その後、資産が数倍になってすっからかんになるまでを経験して今があるわけですが ……。
暴落が始まったとき。
はじめはいつも通りの調整がはいった、とぼんやり静観しています。
ところが、いつまで経っても値段は戻らず、気がついたら半分に減っていて(利益は出ているはずなのに!)逆に売れなくなってそのまま死んでいったわけです。
だからこそ、2 回目は、資産は集中したら死ぬとか、相場が変わったときはどう動くとか(できるかどうかはわかりませんが!)、相場のマクロ的な動きに気を配ったりしているわけです。
暴落時の心の動きを、本で疑似体験する
だから、一度死んでみるといいよ、と言って終わりでもいいんですが、それだと意味がないわけで。
当時のわたしにアドバイスをするとしたら、多分、こう言います。
暴落の経験がないことを認識してください。
株式投資の本を読んだときに価値があるのは、勝ち方やノウハウではありません。
大切なのは、成功するまでに経験してきた失敗の記録です。
暴落時に、著者がどう感じていたか、です。
なぜ、勝ち方やノウハウを読み取る必要がないか? (意味がないとは言いませんが)
簡単です。
だって、株は儲かるって思い込みがあるんですよ?
わたしは欲の皮が突っ張ってますから、儲かる方法は意識していなくても探すようになっています。
おそらく、株式で 500〜1,000 万と成功と積み上げてこられた方は、自分なりの勝ち方みたいなものを見つけていると思うので、この点は同じだと思います。
だから、重視すべきは経験なんです。
上昇相場ではなかなか経験できない、暴落時の心の動きを真摯に受け止めてください。
著者が書き記したような暴落を疑似体験をすることで、あたかも自分が経験してきたように行動することができるかもしれません。
そうすれば、少なくとも、わたしのように、翌日の価格上昇を見越して祈る、とかふて寝する、などという行動が取れるようになります。
オススメはこのあたりでしょうか。
- 欲望と幻想の市場 ─ 伝説の投機王リバモア(生涯で 5 回(?)破産している!)
- わたしは株で 200 万ドル儲けた(失敗から学ぶ姿勢がすごい)
あるいは、何度も暴落を乗り越えてきたプロの方々の話を聞くのもいいと思います。
ダンとかじっちゃまとか。
おまけ ── 分散投資の次の悩み
ちなみに、分散投資を始めると、次はまた変わった悩みが出てきます。
資産を減らしたくないあまり、リスクが取れなくなる。
十分なリスクを取れていないと、利益が乗っても大した利益になっていなかったりします。
株って難しいね。
2021 年某日

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