市場にお金を置き続けていて、しかもそれがすごい勢いで減少しているとしたら、あなたは正常な判断ができますか?
まあ、多分、無理。
そうでしょう。わたしも、二度と経験したくない出来事です ……。
あらかじめ従ったルールに従って、損切りするかもしれません。
あるいは、損切ができずに、漬物がひとつ出来上がるかもしれません。
では、次にこう考えてみてください。
資産が 100 パーセント増えた状態で、利確を我慢できますか?
まさにこの点が、コア・サテライト戦略の全てを握っているとわたしは考えています。
コア・サテライト戦略 ── サテライトでリスクを取れる安心感
退屈な積立投資戦略(β 戦略)だけでなく、好きな銘柄で爆益を獲得できる(α 戦略)に挑戦できるからです。
というのも、コアの部分で十分なリターンを得られているという安心感が、自分の中で腹落ちしているので、サテライトの部分で思う存分、リスクを取れるんですね。
特に、年齢が若く、リスクを取れると考えているのなら、一度試してみるといいです。心理的に、リスクが格段に取りやすくなるので、オススメです。
例えば、毎月の積立のタイミングや、株でうまく値上がり益(キャピタルゲイン)をとれたときなんかには VTI を買う、と決めて調整していくのもありです。
どんな株を狙うのか
特にリスクを取らなくても、コア・サテライト戦略は機能します。
従って、方法はいくらでもあります。
- 好きな銘柄にちょっとずつ投資をしていって、値上がり益(キャピタルゲイン)を取る
- 世界全体のマーケットを眺めて、元気なところのマーケットから個別株を摘んでみたり
- 形のいいチャートから、短く利益を取ることもたまにやります(下手ですが)
- 大物となると、利益が 2 倍、3 倍になる中小型株。10 倍になったら脳汁がとまりません
ここまでは、千差万別ですし、好きにやってくれたらいいと思います。
でも、ひとつ重大な項目が、この戦略からは読み取れません。
そう、いつ利確すんねん!
わたしは、利益が乗ってる株は、上がるに任せて好きなだけ上昇させるのが大好きです。
よく聴く話だと、はじめから決めておく、という方法がありますね。
あらかじめ 10 パーセント上昇したら利確とか、5 パーセント下落したら損切とか。
でも、おかしくないですか?
むしろ、100% 上がったなら、100% 下落しても問題ないでしょう?
わたしは、全然問題ないと考えられるように自分を訓練したのですが、これはなかなか難しいみたいです。
Mr. マーケットは自分の思い通りにならないことは、投資家であれば当たり前の常識のはず。
なのに、なんで、自分で勝手に決めた、10 パーセントで利確するルールを勝手に適用するんでしょうね?
プロスペクト理論 ── 数万年前の本能
このあらかじめ決めておく、というルール。
理由はおそらく、わかりやすくプロスペクト理論を回避できるから、でしょう。
プロスペクト理論とは、手に入れる利益よりも、損をすることを極端に嫌う心理のことです。
豆知識としては、米カーネマン氏らが公表した論文のタイトルでもあり、2002 年にノーベル経済学賞を受賞しているくらい、株式市場にインパクトを与えた理論です。
人間には、100 万円が 110 万円になる利益よりも、90 万円になる損失の方が、遥かに大きなショックにつながりかねない、という遺伝子レベルの刷り込みがある、と。
考えて見てください。
数万年前のわたしたち。
一生懸命あつめた貴重な食料が、ちょっと目を離した隙になくなっていたら、どうなるでしょう?
死にます。容赦なく、死にます。
誰にも奪われないよう目を光らせて監視し、確実に自分のものにしなければなりません。生死に直結していたのですから。
含み益に耐えること ── これが一番しんどい
これってまさに、株式市場で含み益が出ている状態なんですね。
経験的にも、含み益に耐えることが一番しんどいです。
わたしは、ビットコインでガチホしている半年の間、まさに 100 万、200 万、いくとこまでいった時は 500 万の含み益に耐えるという、文字どおりの修行をしました。
だから、耐えることが何より辛いことは、ちゃんと知っています。
正直、損してるときより、資産が増えてるときの方が寝れないです。
信じられないかもしれませんが、いずれあなたも経験するでしょう。
(そのときに悶えてくだされ笑)
若いうちに資産を築くために株を使うのであれば、2 つの投資術を身につけねばなりません。
- それなりの大きさの銘柄で、10 パーセントの利益をこつこつ積み重ねていく方法
- 中小型株で、大きく利益を伸ばす方法
この、中小型株で大きく稼ぐには、つまり 100% とか 1,000% を狙う戦略を取るには、ずっと持ち続ける握力が必要になってくるわけです。
でも、ずっと持ち続けても、なんら問題がない株を選定しないとだめじゃない?
その通り。
無理じゃん。
チャートだけみてていては、無理です。ですから、決算書を読める能力を身につけることをオススメしています。
決算書 ── EPS / 売上高 / 来期予想
- EPS の数字が予想を上回ること
- 売上高の実績が予想を上回ること
- 来期の EPS 予想が強気か否か
そして、願わくば、もう一歩踏み込んで、決算書を読みこんでほしい。
この決算を読む技術は、日々の家計簿で PLBS を肌感覚で理解することから始まります。
Youtube で達人の発想を盗む
もっと多角的に物事を知りたいのなら、Youtube がすごくオススメです!
Youtube、すごくないですか?
世界の名だたる(?)かどうかはともかく、間違いなく成功していそうな方々の思考に触れることができるんですから。
(いまなら、じっちゃまとか、高橋ダンとかでしょうか)
完全に同意できない部分があれば、そこを何度でも聴けばいい。
黙って彼らの言葉を聴いているうちに、彼がなぜそんなことを考えているのか、急にわかってくる。
知らないより、知っていた方が何倍もいい。
ひとつではなく、ふたつの考え方ができるようになる可能性があるんです。
しかも、豊かな経験と、確かな実績に支えられたであろう方々の視点が手に入るのです!
完全ではなくとも、その鱗片だけでも自分で使いこなせるようになれば、飛躍的に自分の能力が広がることを実感するでしょう。
もっとも、偉大な投資家の方々の発想を受け入れるのは、難しいし、なにより素直でなければいけません。
(これはわたしにはとても難しい事柄で、よく人の話を遮ってしまいますが ……)
自尊心が高くて話を聴く耳を持たないひとや、批判ばかりで新しい知識を取り入れる気のないひとだと、この方法は使えないかもしれません。
ちなみに、ここを読んでいるあなたは、傲慢で話を聞けないなんてことはないと確信しています。
だってそうでしょう?
自分が正しいって信じるひとが、他人の戦略をのぞいてみようだなんて発想、そもそも持っていないはずですから。
手っ取り早く、自分を洗脳しましょう。
そのために、動画はすごく便利。
3 人くらい、めちゃくちゃ上手い人がいるので、そのひとのやり方を真似る。そして、考え方も盗んでおく。
意味がなさそうに見えても、彼らが発信する情報に触れる。
そうすれば、自然と彼らの考え方が身につきます。
実際にお会いして話を聞くより、よっぽどお手軽だと思う。
実際に成果もでれば、こりゃあやるしかないだろう。そう思いません?
2021 年某日

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